読書でもドラマでも「ありえないから面白い」というところがあります。
打撲してから2冊読破しました。その1冊がこれ。この人の頭の中は一体どうなっているのだろうと読破した瞬間いつも思います。
しかし、この中に出てくる「出産」シーン。
これは頂けない。痛たまれない。
東野さんは必ずと言っていいほど、小説の中に「重いテーマ」を盛り込んでくる。
そしていくつかの伏線を貼りながら最後に思いもよらないつながりを見せてくれる。
その手腕はほんとに天才。見事なのですが、時々描写が残酷すぎるところが耐えられない時がある。
若い二人の無責任な「行為」に警鐘を鳴らしたかったのか。だとしてもキツかった。。。
若いふたりが自分たちだけで出産し殺害して樹海に捨てに行く、、、
↑ こんなシーンがある事を察知していれば読まなかったかもしれない。
いや、読まなかっただろうな。。。
死刑制度に関する感想が多いですが、私は↑このシーンが引っかかってしまう。。。
重い一冊だったな。。。
そして気を取り直して2冊目。
楽天マラソンで買っておいた高田都さんの「あきない世傳 金と銀」
これは「4」ですが、「3」を読破して現在「4」を読書中。
時代小説なので相変わらず私の読み方は遅いので(^^;
図書館で予約して読んでいては延長できないので、買って読んでいます。
しかし、これもまたありえないお話。
なんと3兄弟と3回結婚するのです(笑)
いやいや、ありえないでしょう。。。
でも、やってしまうんですね、高田先生。ごく自然に・・・
でも長男との結婚では「一線は超えてない」んです。
「おとなの印が来たら抱いてやる」と言われた政略結婚。
抱かれることもなく、亡くなってしまうのです。
そして当然、次男との結婚にもひと悶着ありますが、まぁなんとか収まります。ですが、さすが三男との縁談話には
「ありえん・・・」
です。
でもまぁ恋愛小説ではないので、そこにこだわっていても仕方ないので、これからどんどん主人公・幸のあきないの手腕が発揮されていくのでなんとかそちらに気持ちをシフトしていかないとね。
しかし、、、
「ありえん・・・」
(笑)